早期退職前に感じていた「漠然としたお金の不安」は2年目を迎えどうなったか。
結論から言うと不安の大部分は解消され「何とかなる」へ。
今回記事では早期退職前後に抱えた不安の正体と、自分なりの対処方法を整理してみました。
興味のある方はお読み下さい。
早期退職を躊躇させる「お金」の不安
諸説様々ではありますが、55歳前後で早期退職し安定した老後を過ごすためには3000万円以上の蓄えが必要といわれています。
この試算では1ヶ月の生活費はザッと20〜30万円が必要とされているのですが、実際のところはどうなのでしょう。
不安の正体
では3000万円の蓄えがあれば不安は無くなるのでしょうか?
答えは「NO」だと思います。
仮に「蓄えが減り続ける状況」や「将来の支出が不明確」等が不安の正体だとすると、蓄えの額が多くても不安は解消されません。

反対に「幸せ」や「満足」を考えると、「蓄えの額」以外でも達成できる要素があるよね
蓄えが減らないラインが見えてきた
早期退職し、今のところ上手くいっている理由を整理してみました。
●お金の流れを可視化
退職の数カ月前から出納簿的なものを活用し、お金の流れを可視化。
1カ月に必要な資金はもちろん、無駄や節約のポイントが把握することができました。
●生活サイズの適正化
生活や消費のサイズを小さくしていくことで得られる心地良さを感じることと、物を増やさず、足りない分を補うという考え方にシフト、つまり「買わない暮らし」を実践しています。
●丁度良い就労
お金の流れを可視化したことにより見えてきた不足分を補い、かつ多少の貯えをつくる程度の就労を開始。
私の場合はちょうど扶養の枠に入る程度、週3~4回の時短勤務でした。
ただし、パートスタッフとして働く場合にはこれまでの地位や経歴はキッパリと捨てる覚悟が必要です。

過去の栄光を引きずることと、待遇面で感じるストレスは相関関係にあると思います
●幸せ・満足の再定義
身体が元気なうちに自由な時間を確保し、その時間を自分や自分たちを大切にするために使って行くと様々な価値の転換が起きてきます。
社会的な地位、高額報酬、ブランド品など、自分を大きく見せるものから距離をとる勇気は必要ですが、想像以上の開放感が得られると思います。
不安を煽ることがビジネスになる
老後の見えない不安は考えれば考えるほどストレスになります。
この増大するストレスは投資や転職ビジネスの格好の餌食となります。
また、政府も税収や財源不足を補う手段として、老後には〇〇円必要と煽り定年退職後も働かせようとしています。
不安に煽られ馬車馬のように働き、溜まったストレスを散財により解消。
この悪循環にハマってしまうと不安はいつまでたっても解消されません。
それどころか「こんなに働いたのに、不安は全く解消されない…」と、さらに不安やストレスは増大していきます。

この構造に気づけたことが、早期退職における最大のメリットだったと思います
忘れちゃいけないデメリット
単純に金銭的な予備力がなくなります。
物事は計画通りには行きません。
突発的なアクシデントにより蓄え、そして時間までも奪われてしまうことがあると思います。

しかし、蓄えが潤沢にあってもレベルの違いこそあれアクシデントは避けられないと思うので、「仕方ない」と割り切る潔さも必要かも知れませんね
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