セミリタイア者における求職活動の現実 

仕事
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自由な時間を作るためメインの仕事を退職し、非常勤や不定期就労で稼ぎながらの生活が理想です。

一方で、潤沢ではない資産や貯金を少しでも補うためにも効率よく就労することが必要ですが、現実はそう簡単ではありません。

ちなみに私は企業型確定拠出年金を個人型(iDeCo)に移行しただけで、基本的に資産運用は行っておりません

今回の記事では、セミリタイア後の就職活動で実際に感じた「壁」をまとめてみました。

これからリタイア・セミリタイアを考えている人は参考にして下さい。

「何でもできる」という過信

セミリタイアを実行する前、つまり妄想期間は自分の暮らしに対するポリシーを達成するためなら「どんな仕事でも割り切って何でも出来る」と考えていました。

しかし実際にセミリタイアし就職活動を行うと、簡単に割り切れないことを実感するのです。

人によって条件はさまざまだと思いますが、私の場合はせっかくセミリタイアし自由な時間を得たのだから、「フルタイム」就労はできる限り避けたいということが前提にあります。

よって当初の私は、幾つかある資格や専門知識・経験が少しでも評価され、短時間でも高収入が得られる就職先を探しておりました。

当たり前かも知れませんが、「キツイ仕事」や「嫌がられる仕事」も短時間かつ高収入が得られそうですが、この段階では選択肢にすら入りません

しかし結論から言うと、職種や専門性で違いがあるとは思いますが、そんな都合の良い求人はほとんどありませんでした。

失業手当期間が終わってから就職が見つかるまでの間はもちろん無収入だし、就職が決まっても報酬が後払いなら受け取りは1ヶ月後になるから注意が必要ね

失業手当給付期間内から本気モードで活動がオススメ

失業手当が給付される期間は本気にならない(なれない?)

前職は割と高給だったので、上限いっぱいの失業手当が給付されました。

つまり給付期間は就労せずに、それなりの生活費を得ることが出来たのです。

なので、この間はたまに求人情報を閲覧する程度で、本気になって就職活動をする気持ちにはなれませんでした。

もっというと理想とする就職先に雇用された前提で、その先のプランを考えている勘違い野郎・ヤバイ奴になっておりました

謙虚にレベルを下げたつもりでも不採用

前職では面接する側の立場だったので、前記したようなヤバイ奴や勘違いした輩を大勢見てきました。

なので自分の場合は「謙虚にならなきゃ」と肝に銘じたはずなのに、そう簡単に割り切れるものではありません。

私的には限られた選択肢の中で、やってみたい仕事を誠実に選択したつもりでしたが、採用側には「レベルを下げて応募してやった」的に写っていたのかも知れませんね。

正直、「不採用」の通知は精神的に凹みましたが、自分の「社会的な価値」を問い直すきっかけになったように思います

それでもメンタルが崩壊しなかったのは、会社での地位や肩書きを自分の意思で下ろし、暮らしに向き合うライフスタイルに価値を見出せたことや、妻の理解・応援があったお陰だと思います。

履歴書作成は思った以上に時間と手間がかかる

熱意が感じられる履歴書を作成するのは想像以上に時間やエネルギーを消費します。

これが手書きなら尚更です。

手書きに拘りたい人もいるでしょうが、書き間違いのリスクを避けるためにもPCでの作成をオススメします。

私も最初は手書きをしましたが、一生懸命書くと時間も掛かるし想像以上に疲れるのです。

写真代もバカにならないので自分で撮影し画像データを貼り付けました

拘りがなければ、PC作成の方が楽かつ見栄えも良いのでオススメです。

履歴書や経歴書の雛形はWEB上に沢山あります。気に入ったものを入手して下さいね

心さえ折らなければ就職先は必ず見つかります

条件を絞ることで狭き門になってしまいますが、経過と共に条件が少しずつ緩み、求人市場と折り合いがつく時が必ずやってきます。

ちなみに私は3社目、期間で言うと約1ヶ月で「採用」を得ることができました。

「たった3社」かと感じる人もいるとは思いますが、「たった3社」でも自分の中で感じた様々な葛藤やストレスは想像を大きく超えるものでした。

しかしこの一連の顛末は、腹を括るために必要なものだったのかも知れません。

ここでダメなら3K職もやむなしと覚悟を決めていたので正直ホッとしました

ちょうど良い就労を目指して勝ち取った「採用」ですが、得られた条件で生活が苦労なく継続できるかは未知数です。

就労形態を見直すか、暮らし方を変えていくか、今後も楽しみながらバランスを考えていきたいと思います。

そんな訳で、ゆるい就労が始まりセミリタイア生活は第2章に入りました

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